2008年06月

2008年06月21日

くらぶルーム暖、暖、暖!

水曜日はくらぶルーム暖でHAOW先生のボイストレーニング。
椎間板ヘルニアやったやぎこちゃんと私はお尻歩きがお気に入り。
ハワイのシンガー、ジャック・ジョンソンの歌にあわせて
ゆらりゆらり、重茂のワカメダンスしました。
恥ずかしいけど、楽しい〜♪
汗かきましたヨ。
いっぱい身体をメンテナンスしてTake me home,Country Roadsを歌いました。

木曜日はもとぶとカフェ。
あれこれ支部委員会の報告を聞いて、ライフプランの相談や
子育て漫画の作者の楽しそうな講演会の企画など話し合って
稲庭うどんとおそうめんと味玉と白海老かき揚げと切干大根と
シュークリームとオレンジゼリー食べてお腹いっぱい。
その時、『この指とまれ』に登録した方のお話も聞きました。
まだまだひよこの『この指とまれ』ですが
助け合いの輪が大きくなってゆきますようにと願っています。

その日二階では快医学でれんげさんの講座。
もとぶとカフェに来たパトママは間違って二階に行って
お金払っちゃったから先こっちに行くねとはしご。

同時刻にネットのバザーもありました。
前日ダイナマイトな姐さん二人組が荷物を整理してた時は
どうなるかと思った(がらくたの)山もきちんと整理して
魅力的な売り場になってました。
エレクトロラックスとフランフランのトースターがともに500円。
もとぶとカフェから流れて皆さんお買い物していました。

その後そろばん教室がありました。

帰ってきてメールをチェックしたら
元理事さんで徳島に行ったわれらが八ツ場ダム訴訟の埼玉代表が
徳島でブログを始めたとのお便り。
先日八ツ場ダムの群馬の裁判で上京した時は暖にお泊りでした。

阿波の風

徳島に行った暖でお店を始めたくまのピースちゃんのメールもきてた。
向こうの生協で生活クラブの組合員活動のこと
「日本中の生協がお手本にしたい生協、最先端をいく生協」
と褒められたそうです。

今日も暖ではHAOW先生の人気kids教室。
毎日暖はフル回転。
今度の日曜日は近現代史講座です。


2008年06月17日

話題のドキュメンタリー映画 「ひめゆり」

長編ドキュメンタリー「ひめゆり」 キネマ旬報ベストテン(文化映画)第一位

 文化庁映画賞(文化記録映画部門)大賞

 JCJ(日本ジャーナリスト会議)特別賞

 日本映画ペンクラブ(文化映画部門)ベスト1 

 高崎映画祭 特別賞

 全国映連賞 監督賞 etc.


(画像をクリックすると公式ホームページにとびます)

今までドラマや映画になった「ひめゆり」に違和感を抱いていた
ひめゆり部隊の生き残りの方たち。
その方たちの声を丹念に集めた長編ドキュメンタリーです。

巨費を投じてのキャンペーンなどありませんが
観た方たちの「素晴らしかった」という言葉から
本当に観る価値のある映画なのだと思います。
テレビ放送やDVD化はせず、映画館だけの上映だそうです。

7月31日(木)埼玉会館小ホール

(1)10:00〜12:30
(2)14:00〜16:30
(3)18:30〜20:40


※(1)(2)の上映では沖縄ひめゆりの学徒の生存者、
  与那嶺百子さんのトークがあります

前売り1,000円(当日1,200円)高校生以下500円


  ライン1ライン1


東京の方はこちらでも上映会があります。
カタログハウスのご案内を転記いたします。

カタログハウスの学校・暮しのセミナー
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■ 2008年6月28日(土)
■ (第1回上映) 午前11時〜午後1時10分
■ (監督トークショー) 午後1時30分〜2時30分
■ (第2回上映) 午後2時50分〜5時
■ 戦争を考える映画上映会・ドキュメンタリー『ひめゆり』
■ 講師:柴田昌平さん(映画監督)
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来週6月23日(月)は「沖縄・慰霊の日」です。
ご存知のとおり、沖縄では太平洋戦争末期の1945年3月末から3ヵ月のあいだ、
凄惨な地上戦がくり広げられました。
「慰霊の日」は沖縄戦の組織的戦闘が終結した日として、
沖縄では学校も休みとなり、県内各地で慰霊祭が行われます。
カタログハウスの学校では、この「慰霊の日」にちなんで
ドキュメンタリー『ひめゆり』の上映会を行います。

「ひめゆり学徒隊」は沖縄戦に従軍した、
沖縄師範学校女子部と沖縄県立第一高等女学校の生徒による看護部隊です。
15歳から19歳の少女222人が戦場に送られ、
そのうちの123人が死亡しました。
『ひめゆり』は柴田昌平監督が13年にわたって記録した
「ひめゆり学徒隊」生存者22人の証言集です。

映画や小説などで、繰り返し取り上げられてきた「ひめゆり学徒隊」ですが、
登場する生存者のおひとりで、
ひめゆり平和祈念資料館館長である本村つるさんは、
フィクションで描かれるたびに
自らの体験との違いに「落胆し、憤慨していた」そうです。
その本村さんが「生き残った者の真実の叫びであり、
亡くなった友への心の奥底からの鎮魂の思いを綴った」と
おっしゃる本作では、生存者たちが静かに自らの体験を語っていきます。
その証言は、「悲劇の従軍看護婦」「殉国美談」といった
これまでのイメージを超えて、
少女たちの目から見たありのままの戦争の姿や
彼女たちが味わった過酷な体験を生々しく伝えてくれます。

圧巻は首里陥落後の話です。
6月18日、日本軍は突然、野戦病院の解散を命じ、
少女たちはそのまま戦場に放り出されました。
自決用の手榴弾を秘密裏に渡された、
負傷した友人を置いて壕を出ていかなければならなかった、
いまさらどこへ行けばいいのかと泣きながら「ふるさと」を歌った――――
生存者の語る戦争のむごさに圧倒されます。
この解散命令後に亡くなった学徒は100人以上にのぼり、
ひめゆり学徒隊の犠牲者の大半を占めるそうです。

生存者の本村さんは
「生存者はほとんど80歳を越えました。いつかは消えてなくなります」
とおっしゃいます。
戦争の生の姿を伝える貴重な証言をぜひ観に来てください。
現在も生存者の撮影を続けている柴田昌平監督によるトークショーもあります。

※上映時間は2時間10分。トークショーを間にはさんで、
 午前・午後の2回上映をします。ご都合の良い回を選んで、ご参加ください。

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暮しのセミナー:戦争を考える映画上映会・ドキュメンタリー『ひめゆり』
●講師:柴田昌平さん(映画監督)
● 日時:2008年6月28日(土)
    『ひめゆり』第1回上映 午前11時〜午後1時10分
    監督トークショー    午後1時30分〜2時30分
    『ひめゆり』第2回上映 午後2時50分〜5時
●会場:東京都渋谷区代々木2−12−2カタログハウス本社ビル
    B2階セミナーホール
●参加費:1000円
●定員:各回150人(ご希望の回をお知らせください。定員になり次第締め切らせていただきます)

【お申込み方法】

カタログハウスのウェブサイトをご利用ください。

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ご案内と会場までの地図

お問合せは、
電話:0120‐545‐450(受付時間は平日10時30分〜17時)

※お申込み・お問合せは開催日2日前までにお願いいたします。

みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

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woo111 at 20:57|PermalinkComments(10)TrackBack(0)clip!PEACE 

2008年06月14日

GM種子のモンサント社のドキュメンタリー、今夜放送

遺伝子組み換え食物にお仕事でかかわっているうさぎさんから
下記のお知らせが来ました。
このドキュメンタリーはかずたんもブログでお知らせしてくれました。


世界の90%以上の遺伝子組み換え種子を開発しているのが
アメリカに本社をもつ大手農業化学企業モンサント社です。
モンサント社は、ベトナム戦争中には米軍が散布した枯葉剤
(Agent Orange)を生産し、1976年に使用禁止になった有害
PCB(ポリ塩化ビフェニル)を生産している企業です。

今年3月中旬、フランスのテレビ局ARTEで放映されたモンサント社の
ドキュメンタリー番組「The World According to Monsanto(原題:2008)」
が今週14日、NHK-BS1で放送されます。
このドキュメンタリー番組は、フランスで放送されたときから
大きな反響を巻き起こし、すでに150万人もの人が視聴、
ゴールデンタイムの番組としてはARTE放送はじまって以来の
最大視聴率だったそうです。
NHK-BS1での放送は日本初です。

ぜひみなさんご覧ください。

6月14日(土)午後7:10〜9:00 NHK-BS1放送
BS世界のドキュメンタリー シリーズ

アグリビジネスの巨人 “モンサント”の世界戦略 前編

アグリビジネスの巨人 “モンサント”の世界戦略 後編

woo111 at 09:43|PermalinkComments(4)TrackBack(0)clip!GM食品 

2008年06月12日

6/11(水)八ツ場ダム裁判の報告

利水、治水効果なく、
軟弱地盤で危険で環境破壊するダムを造るのは違法であり、
無駄に税金を支出するのをやめさせよう、
という八ツ場ダム住民訴訟も3年が経過しました。
同時進行の他都県では証人尋問が始まりいよいよ大詰め。
お友達を誘って浦和地裁に傍聴に行きました。

さくらんさんの傍聴記   パクちゃんのレポ

行政はダムの必要性を説くために今まで水需要を多めに見積もり
実績と比べると連戦連敗状態でした。
焦ったのか作戦を変えて
突然水需要の見積もりの大幅変更をしてきました。
どうやら「不確定要素が多くなんたらかんたら」と逃げ道つけて
かく乱作戦か?
こちらが今までの準備していた資料と基礎データが違ってきたので
正式に発表されたものを精査して準備しなおすことになりました。
これは大学時代に八ツ場と出会いお仕事をリタイアした今も
ずっと関わり続けている嶋津暉之先生が担当しています。
(田中優さんも嶋津先生のこと尊敬してるそうです)

そんなこんなで次回の9月3日の裁判の予定を決めただけで閉廷。
歩いて5分足らずの弁護士さんたちの事務所に行って
今日の裁判の意味と状況など解説してもらいました。

他県では証人を決め、証拠調べが始まりかけています。
特に東京では6/20(金)と7/30(水)東京地裁103号法廷で
午後1時半から4時半までの予定で証人尋問があり年内判決が出そうで
埼玉は3ヶ月遅れで来春の判決となりそうです。

三年前に訴訟をおこした頃は周りはほぼ推進派だらけでしたが
だんだん真実が明らかになってきたことと
財政難の折、税金の無駄遣いに厳しい目が向けられてきたので
世間の風は八ツ場ダム中止に向いて吹いているようです。

群馬を中心に自民以外の超党派の議員が立ち上がりました。
八ツ場ダム 見直し機運


朝日新聞にもハッキリと治水の効果なしと。
治水に効果なし


八ツ場ダムのあたりは非常に地盤が軟弱なところで
すでにある軟弱地盤に造られた二瀬ダムと滝沢ダムへ
5月27日視察に行かれた嶋津先生から説明がありました。
地すべり問題


ダム周辺で地すべりが発生。家がきしむ。
二瀬ダム 地すべり地割れ


ダムに水を入れたら亀裂。危険なので盛り土。35億。40億。
これからも数十億単位で盛り土。盛り土。税金で盛り土…
5月の亀裂は行った方曰く「やばい」
道路と平行に走っているので道路ごとダムに落ちるかも。
滝沢ダム どんどんつぎ込む無駄な税金


地すべり地帯にダムを作るな


5/16の毎日新聞の記事の中で参議院本会議の1月の代表質問で
民主党の大河原雅子議員が群馬が地元の首相の「福田ダム」と批判。
工事の落札率は95%以上なのだそうです。

八ツ場ダムの問題は私たち自身の問題なので
是非次回の裁判の時は皆さま傍聴にいらしてください。
埼玉県は弁の立つ職員を立ててくるらしいです。
傍聴席からみんなで
「自然を守れ!税金を無駄に使うな!」
と無言で念を送りましょう。
今日は姫もパクちゃんもさくらんも新しい人たくさん来てくれて
傍聴席もいっぱいになって本当に原告側は勇気がわいてきました。
みんなで裁判へ行きましょう!


2008年06月10日

本「川田龍平 いのちを語る」

この本に出会えてよかった。
中学校の教科書にしたい。
本当に素晴らしくて、話すのが苦手な私が
あちこちでこれいいよ!とススメテいます。

川田龍平いのちを語る

この本でベトナム戦争の終結で大量に余った非加熱血液製剤が
アメリカから大量に輸入されるようになったことが
日本の血友病患者のエイズ発症の本当の原因だと知りました。
企業と癒着した政府の役人と御用学者によって
アメリカで奇病が発生し過熱製剤に切り替わった後も
非加熱製剤は使い続けられて罪も無い血友病患者がエイズになって
その上差別や莫大な治療費に苦しめられたのでした。

川田龍平君はお母さんからHIVにかかったということを
たった10歳で告げられました。
血友病であるというハンディを持ち
更になんの落ち度もないのにエイズにかかってしまった少年の
なんという過酷な運命!

お金儲けのために企業に都合のいい政策によって犠牲になるのは
いつも名も無き市民たちなのです。
水俣の漁師も、六ヶ所の住人も、八ツ場ダムの村も、荒れた杉林も、
多くのワーキングプアたちも…

ところで結構法律って献金を沢山もらっている政治家によって
とんでもないのがたくさん作られてることに気がつきました。
日本人を奴隷みたいに働かせて格差を広げた派遣法とか
弱いものいじめの後期高齢者保険制度や障害者自立支援法
国家に従順な国民を作るように教育基本法も改悪されたし、
国家が事前に個人の信条をチェックするという裁判員制度や
小政党の声が届かなくなる小選挙区制や
憲法を変えるための投票法案とか…
共謀罪なんかが決まったらこの国は独裁国家です。
そんな時に守ってくれるのが憲法。
国家の横暴に縛りをかけるのが憲法。
龍平君も憲法があったおかげで国と戦えたと語っています。

龍平君は優しく強いお母さんや
勇気あるアメリカのエイズ少年の存在に励まされ
19歳で実名公表し多くの心ある人たちに支えられて国と戦い
画期的な裁判の和解を勝ち取りました。

本のカバーの内側に書かれている言葉から抜粋

 あきらめなければ、できることがあります。
 
 一人ひとりが自分にできることは何かを考え
 行動することで
 社会を変えてゆくことができます。
 その確信と行動が子どもたちにプレゼントできる
 「希望」なのです。



彼はお誕生日を迎えると、一年生きてこられたと喜ぶのです。
仲間が次々死んでいったため死を常に意識して生きている彼は
「楽しく生きたい」と強く願います。
それには社会が平和であったり、
いのちや人権を大事にする社会であってはじめて
本当に楽しく生きられるのだとわかるのです。
(彼の結婚を今更ながら喜び祝福しました)

過酷な人生だったからこそ気がついた本当に大切なこと。

彼は学びます。成長します。
ドイツで緑の党の躍進を間近で見ます。
教育が大事だと教育の仕事につくのですが
「いのち」「人権」「平和」が粗末にされ
一日90人もの人たちが自殺する、
モノ言えぬ社会になってゆくのを
座視できないと考えるようになりました。

龍平君の小学校での講演が本当に素晴らしいです。
是非読んでほしい。

文化人類学者で環境運動家の辻信一さんと
スロービジネスの藤岡亜美さんとの鼎談は物凄く面白い。
メディアでは伝えられていない新しい文化の流れ。
多くのそれぞれが独立して運動していた人たちが
もしかしたら全部同じことなのだと手を繋ぎだしたこと。

これは最近強く感じています。
近現代史を学び、憲法を学び、守らねばと強く願い、
八ツ場ダムに反対し、森の必要性を伝えて、
六ヶ所の核燃料再処理工場に反対し、ほっとポットを支援し
今私がやりたいことは、全部同じことなのだと思いました。
お金儲け優先でなくいのちを大切にすること。

そのいのち本来のありようを生きる

今、若い人たちがどんどん気がついてるそうです。
(ちきゅうちゃんもそう言ってた)
赤ちゃんがどんどん増えてるそうです。
(さゆちゃんもそう言ってた)

いのちが大事。

志葉玲の写真は清清しい空気をまとう生身の龍平君をよく伝えています。
アフリカの写真もとてもいい。
新しい文化が生まれている鼓動が感じられるお勧めの一冊。



woo111 at 00:07|PermalinkComments(8)TrackBack(0)clip!