2016年06月
2016年06月28日
水道料金がこれからどんどん上がってゆくわけ
節水が進み、人口減少で需要が減って収入も減っているのに、これから老朽化した水道管の交換などにお金がかかります。
それなのに、もう必要ない水のために、不要なダムを造り、さらに水道料金が跳ね上がってゆくのです。
ダムは地球の血管のようなもので、水を淀ませると流域の自然を破壊してしまいます。アメリカではダムを撤去する時代になっているというのに、日本ではまだまだ強引に無駄なダムを造ろうとしています。
石木川は小さな小川。川棚町は美しい里山。
そこに住む人たちは絶対に、ここにダムを造らせないともう30年以上頑張っています。
でも長崎県は強制収用しようと強引にダム事業を進めています。
◆こちら特報部・各地で水道料金上昇 漏水…老朽管対策が先
建設反対 んが先・石木ダムのケース
(東京新聞 6月27日)
水道料金が全国でじわじわと上がってきている。
消費者物価でみれば、この二十年で電気代以上の上昇だ。
背景には老朽化による更新費用の増加と、人口減少に伴う使用料の減少による収入減、なによりダムの建設費用がある。
老朽化と人口減少は止めようがない。
となれば、ダムの建設計画の見直しは必至なはずだ。
長崎県の石木ダム建設計画の現場を訪れた。
垣間見えたのは「将来世代への付け回し」というお役所の論理だった。
(一部引用)
2016年06月18日
本当にやばい「自民党改憲草案の緊急事態条項」
- 木村草太|WEBRONZA - 朝日新聞社
http://webronza.asahi.com/politics/articles/2016030100008.html/
要件・手続きがこれだけ曖昧で緩いのだから、通常ならば、それによってできることは厳しく限定されていなければならないはずだ。しかし、草案99条で規定された緊急事態宣言の効果は強大である。四つのポイントを確認しておこう。
第一に、緊急事態宣言中、内閣は、「法律と同一の効力を有する政令を制定」できる。つまり、国民の代表である国会の十分な議論を経ずに、国民の権利を制限したり、義務を設定したりすること、あるいは、統治に関わる法律内容を変更することが、内閣の権限でできてしまうということだ。例えば、刑事訴訟法の逮捕の要件を内閣限りの判断で変えてしまったり、裁判所法を変える政令を使って、裁判所の権限を奪ったりすることもできるだろう。
第二に、予算の裏付けなしに、「財政上必要な支出その他の処分」を行うことができる。通常ならば、予算の審議を通じて国会が行政権が適性に行使されるようチェックしている。この規定の下では、国会の監視が及ばない中で不公平に復興予算をばらまくといった事態も生じ得るだろう。
第三に、「地方自治体の長に対して必要な指示をすることができる」。つまり、地方自治を内閣の意思で制限できるということだが、これも濫用の危険が大きい。
例えば、どさくさに紛れて、首相の意に沿わない自治体の長に「辞任の指示」を出すような事態も考えられる。実際、ワイマール憲法下のドイツでは、右翼的な中央政府が、緊急事態条項を使って社会党系のプロイセン政府の指導者を罷免したりした。今の日本に例えると、安倍内閣が、辺野古基地問題で対立する翁長沖縄県知事を罷免するようなものだろうか。
第四に、緊急事態中は、基本的人権の「保障」は解除され、「尊重」に止まることになる。つまり、内閣は「人権侵害をしてはいけない」という義務から解かれ、内閣が「どうしても必要だ」と判断しさえすれば、人権侵害が許されることになる。
これはかなり深刻な問題だ。政府が尊重する範囲でしか報道の自由が確保されず、土地収用などの財産権侵害にも歯止めがかからなくなるかもしれない。
以上をまとめるとこうなる。
まず、内閣は、曖昧かつ緩やかな条件・手続きの下で、緊急事態を宣言できる。そして、緊急事態宣言中、三権分立・地方自治・基本的人権の保障は制限され、というより、ほぼ停止され、内閣独裁という体制が出来上がる。これは、緊急事態条項というより、内閣独裁権条項と呼んだ方が正しい。
◆濱田邦夫元最高裁判事が断言。
自民党改憲草案の緊急事態条項、「正気の人が書いた条文とは思えない」!
- Everyone says I love you ! -
https://is.gd/UICnjv
さらに、濱田元最高裁判事は、自民党改憲草案の99条1項に
「内閣は法律と同一の効力を有する政令を制定することができる」
と規定されていることについて
「立法府である国会の承認が全くなくても、法律を作れてしまう。
緊急事態の効力の期間も定められておらず、永久に政権運営ができてしまう」と言ってくれました。
さらに、さらに、濱田元最高裁判事は、自民党の改憲草案の99条3項が
「緊急事態が発せられた場合、何人も公の機関の指示に従わなければならない」
と規定していることについて、
「罰則付きの国民の協力義務となると、憲法上の基本的人権も全く無視される。組織が重要で、個人は組織に従わなければならない、その組織運営は『俺がやる』という発想は独裁政権そのものだ」
と強烈に批判しました。
◆【自民党憲法改正草案】見やすい対照表で現憲法との違いが分かる!
第9章 緊急事態 [98~99]
http://tcoj.blog.fc2.com/
2016年06月17日
舛添騒動を起こして隠したかったものは
賢明なる読者諸氏はすでにお気づきだと思うが、舛添バッシングに火がつく直前、我々は、オリンピックの裏金問題を目の当たりにし、電通の暗躍をフランス捜査当局に教えて貰い、竹田のオヤジを批判の対象としていたはずなのである。それを追及するはずの都議会は舛添の血祭りの場に変わったのである!
— 渡辺輝人 (@nabeteru1Q78) 2016年6月15日
「都民を騙した舛添」が日本国民のすべてから血祭りに上げられ、「国民を騙した甘利」が日本国民の多くからすでに赦され、「世界を今なお騙し続けている安倍」を日本国民の半数近くが支持している。つまり、この国の国民は、罪の大小ではなく、メディアの扱いの多少で、怒りの矛先を決めているようだ。
— きむらとも (@kimuratomo) 2016年6月16日
ネットの拾い物
東京都議!?
↓
舛添知事非難したのに…都議団リオ視察1億円超!? - 社会 : 日刊スポーツ
http://www.nikkansports.com/general/news/1664528.html
2016年06月16日
舛添都知事の辞任で思うこと
参議院選挙で自公が2/3以上になると、憲法が変えられてしまいます。
国民の人権を制限して、政府が強大な権力を手に入れてやりたい放題になります。
選挙に行って野党に入れましょう。
★2016参議院選挙 獲得議席予想 | 選挙ドットコム - https://is.gd/4scMFa
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トップニュースは舛添辞任。まるで熱狂的な舛添叩き。
でも冷静に考えたら、もっと責められるべき人たちはいっぱいいます。
憲法を守らない政府とか、賄賂をもらって病欠で逃げ隠れする国会議員とか。
石原元都知事なんか、公私混同しまくりの、贅沢三昧で、どうして何も言われないの。
敬語も使わず怒鳴りまくる石原都知事を四回も当選させた都民と、記者会見で暴言を吐かれまくっても一回も抗議しなかった弱腰マスコミが、一瞬生じた逆転現象に酔って、舛添知事を叩きまくる。日本人はどういう時に残虐になるか、よくわかる。 pic.twitter.com/ZVD6VC99ls
— wanko2003 (@wanko2003) 2016年6月14日
私は舛添の辞職に反対します。
— 北丸雄二 (@quitamarco) 2016年6月14日
彼の公私混同、政治資金流用疑惑、いずれも原因は彼の「セコさ」にあります。その「セコさ」を理由に辞職を迫ることもあまりに「セコい話」。それより彼には今後一切給料を払わず退職金も払わず休みなく働かせる。そっちの方がよほどいい。選挙費用の50億も不要だし。
@asahi 「舛添さんが襟を正して残り任期を全うすると、選挙費用50億円を都政に投じることができる」ことも報じてください朝日さん
— Dr.45rpm @ 外野 (@mkvet) 2016年6月14日
一斉に新聞テレビ週刊誌が舛添都知事を攻撃しました。
まるで猪瀬前都知事の時もそうでした。
権力の意に沿わない都知事は苛めのような仕打ちを受けてやめさせられるのだとしたら
政治とは、なんと冷酷で、有権者はなんと無力なのでしょう。
森喜朗と下村博文でしょうな。電通というよりも。 とりわけ下村博文の私怨。あの職業右翼、いつも碌なことしない。 https://t.co/sb26klyN9r
— 菅野完 (@noiehoie) 2016年6月15日
話題の本『日本会議の研究』著者の菅野完さんの記事が今まで見た中で一番まとも。
↓
◆「舛添叩き」が衆愚の極みである理由
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2016年06月15日
おススメ番組*6/18(土)こころの時代〜宗教・人生〜「ひとのあかし」
参議院選挙で自公が2/3以上になると、憲法が変えられてしまいます。
国民の人権を制限して、政府が強大な権力を手に入れてやりたい放題になります。
選挙に行って野党に入れましょう。
・・・・・・・・・・・・・
お友達がとても良かったとお知らせくださった番組です。
再放送が6/18(土) NHK Eテレ 13:00~14:00
こころの時代〜宗教・人生〜「ひとのあかし」
福島第一原子力発電所の事故を、その18年も前から見通すような詩を書いていた詩人がいた。福島県南相馬市在住の若松丈太郎さん(81歳)。若松さんの詩作の奥儀を聞く。
10歳で敗戦を迎えた若松丈太郎さんの原体験は、教科書の墨塗りだった。昨日までとは正反対のことを話す教師たちに若松少年は不信感を抱き、自分はどう生きて行けばいいのか迷う。やがて若松さんは、戦時中も孤高を貫いた詩人、金子光晴の作品に出会い、「人と違ってもいいんだ」と鼓舞される。以来、東北の土地に根ざした人間の営みを見つめて言葉を紡ぎだしてきた若松さんには、誰にも見えなかったものが見えていた。
【出演】詩人…若松丈太郎,【きき手】アーサー・ビナード