2008年10月

2008年10月22日

本「米で起業する!」

最近一押しのメルマガ(生活クラブ的に面白い!)
「都会育ちの田舎暮らし」の書評
取り上げていた本が面白そうでしたので図書館で借りました。

米で起業する!
米で起業する!

長田竜太さんという成績もいまいちでパッとしない農家の次男の方が
成り行きで入った農大時代にもうちょっとで、あと30分で死んだ!
という本当に情けなくも恐ろしい体験をしてから
「人は死ぬんだ」と実感して
それ以降人生に対して突如積極的になったのです。

それからはまず行動してから考えるという生き方で
次々の出会いによって新たな展開が広がって
彼の能力はどんどんパワーアップしてゆき
日本の農業のもつ根本的な問題に対峙して
生き生きと楽しそうに農業の可能性を広げてゆきました。

戦後出来た農協が社会主義的な組織であり
国に従っていればいいという責任を取らない体質になり
いつの間にか現状の農業の危機に
鈍感な農家を作り上げてしまい
今本当に求められている、自らコスト管理ができ
消費者が求めるものを作ることができる農家になることを
阻害してきたという話に目からうろこでした。

だから農家への補助金ばら撒きには否定的で
自ら創意工夫しない農家へ、ただ補助金を与えても
将来の自給率は決してあがることはないと断言します。
世の中に必ずいる障害者などの「頑張れない人」は
みんなで支えることが必要だけれど
「頑張らない人」もみんなで助けることはよくないと。
農業者はたくましくメーカーであれと言うのです。

「人はみんな幸せになりたいという欲求があり
 その「幸せ」の形を提案する力こそ企業や産業にとって
 重要なものでなければならない。」
こんな農家が増えれば日本の農業の未来は明るい!

まずは必要のない農薬をやめて経費をうかせ
消費者の求める安全な米を作ることを考えよう
と著者は言うのです。

トレーサビリティーに対しても決して否定しませんが
責任の所在をハッキリさせるお金のかかるシステムよりも
本当は消費者とのコミュニケーションが出来ていることが
大切というくだりでは、生活クラブの理念だよねと共感。

今世の中が「モノ」から「命を守る」というパラダイム
(ある一時代の人々のものの見方・考え方を根本的に
規定している概念的枠組み )の転換により農業は
ものすごく明るい未来がひらけていると言うのです。

日本の資源は2300年以上続いてきた水田!
ほどほどの規模でコストもかからない農業が一番楽で
日本にあっているのだそうです。
緑豊かな日本て外部経済だしね!

先日聞いた有路さんの講演とずいぶんリンクしていました。
今までの誰かを搾取して豊かになるという世の中でなく
頑張ってみんなで幸せになろうという本でした。





woo111 at 11:43|PermalinkComments(4)TrackBack(0)clip! 

2008年10月20日

動画をアップするテスト

新しいカメラ、簡単な動画が撮れます。
昨日テレビ観てたら隣で眠くて眠くて瞼がくっつくウ〜
面白かったので撮ってみました。



追記

今日は生活クラブの荷分けの日。
ママのミミちゃんと彼のレイニーちゃんと一緒。


でもウ〜たん、レイニーちゃんに冷たいのです。
ミミちゃんはクールでわが道を行く。


更にウ〜たん、レイニーちゃんに意地悪です。
レイニーちゃんのママのお膝を横取り。
続きを読む

2008年10月18日

有路昌彦さん講演会「エコ・エコで行こう!」

「生活と自治」の連載で毎回楽しみにしていた有路さん。
浦和の本部で講演会があるというので
ゆらりんを誘って行って来ました。
最前列に座ったら、隣でゆらりんが興奮してました。
「ものすごい『いい人オーラ』が出てる!」
有路昌彦さん
(お写真掲載OKとのことでアップで)

取り留めなく講演を振り返って覚書。

まだ三十路を越えたばかりですがAMITAという世の中を素敵に変えちゃう会社で役員をなさってます。
琵琶湖のほとりで引っ越したとたんに回ってきた環境委員で
ゴミ出しのきちんと出来てないおうちに説明に行ったりしてます。
不動産屋さんが住民に自由に使わせてくれてる空き地で
地元の人たちは園芸などにいそしみ仲良く暮らしていて
昔の日本の良さが残っていて犯罪が皆無。幸せに暮らしています。
ビールが大好きで、高カロリーなのを聞いて断酒。ダイエット成功。
環境経済学が専門で、特にお魚の話になると身を乗り出す。
パソコンで棒人間を作るのが趣味。
生活クラブの連載と同じようなエッセイはこちら。
「ゆるエコ!〜食と暮らしの環境経済学〜」

本が出ました。「思いやりはお金に換算できる?

今温暖化で一番問題なのは耕作適地が無くなる事で
現実におこれば即何億人もの飢餓死が予測されていますが
食料投機を恐れて余り騒がれてないとおっしゃっていましたが
夜のNHKスペシャルではまさに食糧危機をやっていました。

-参考-−−−−−−−−−−−−−−−

世界同時食糧危機(1)アメリカ頼みの“食”が破綻する
アメリカの戦略的な穀物輸出政策で日本の農業は衰退しましたが
その怖さがひしひしと伝わってきました。

次の放送は
世界同時食糧危機(2)食糧争奪戦〜輸入大国・日本の苦闘〜

 −−−−−−−−−−−−−−−−−−

水産資源なども、きちんと管理しているかと思いきや
ほとんどあるだけ取っちゃおうぜ状態で
管理しようとすると自由な貿易を阻害しているとクレームで
仕方なくワシントン条約で規制するということなどして
有路さん曰く「使い尽くしたらあかん」

先のことを考えて程ほどでやれば長持ちして
ずっとずっと得をする。
企業もずるいことをしたら結局は潰れてしまう。
だから程ほどで悪いことはしないでやればみんなOK。

繰り返し語られたのは
自分自身が変わらなければ経済は変わらないということ。
経済とは株価とかではなく、人と人との関わりの中で
社会全体が繋がっていて連動している生活全体のこと。
一人ひとりが変わらなければ社会は変わらない。
目利きパワーが世の中を変える。

お金では測れないけれど外部経済、外部不経済があり
社会全体が幸せになることを目指さなくてはいけないこと。
(これはまさに六ヶ所のことです!)

行政はサービス業。税金をかけてやっている。
住民が少しの意識と手間でゴミ処理費用を浮かすことも出来て
活動することで税金を減らせる。
それには
健康でいることで医療費を安くすることが出来る。
健康で幸せでいることが世の中に貢献する。

世の中の食品は、なんと50%廃棄されている。
これを少なくすることによって安くすることが出来る。

「エコやったら儲かりまっせ!」
これで仲間を増やしましょう。

生活クラブのリターナル瓶の回収率が7割で
8割にしましょう!という話は世間から見たら驚異的。
普通2割。
生活クラブは世の中をいい方向に変えてゆく。
自信をもってください。
有路さんを囲んで

2008年10月14日

ブログ「小川町で『六ヶ所村ラプソディー』」

miroさんのお友達で
サバイバー・アクションでパクちゃんともお友達になった
ゆーこぴーちゃん。
絵本作家のはらだゆうこさんです。
サイトのトップページの
「母なる地球がいつまでも元気でありますように」
このメッセージ、心に響きます。

小川町で『六ヶ所村ラプソディー』
小川町で『六ヶ所村ラプソディー』


いつもはリンクのお願いしてお返事いただいてから
リンク貼るのですが、
お返事前にもう貼っちゃった!

2008年10月13日

ブログ「生協と暮らしてみれば。」

ふっふっふっふっふ〜♪

直球ど真ん中のブログ発見!
ブログリストに入れさせていただきました。

生協と暮らしてみれば。生協と暮らしてみれば


更新されるの、とっても楽しみ。

可愛いベビちゃんのブログも書いてらっしゃいます。

妊娠日記

2008年10月09日

本当は安い生活クラブ

ホームページリニューアル委員会も大詰め。
もうすぐ素敵なサイトがご覧になれます。
委員会に行ったら京子ちゃんにチラシを見せられた。

平田牧場三元豚ロースステーキ用。

??????


100g470円。高っ!
生活クラブのは真空パックでもっと新鮮。
100g254円(税込み ロース・肩ロースブロック)

消費材と同じカマンベールチーズ。

????????????????


840円!

マッハママが教えてくれました!
690円(税込み725円)です。
ありがとうございました

生活クラブは送料なしのお取り寄せグルメだと思います。
クミ〜ズで読んだのですが
生活クラブに入ると味覚が変わるって。
本当に美味しいものがわかるようになる。
変な味に気がつくようになって外食しなくなるって。
おうちが一番美味しいだなんて幸せ。

woo111 at 01:49|PermalinkComments(12)TrackBack(0)clip!消費材 

2008年10月06日

夢の米作り〜不耕起移植栽培〜

六ヶ所ラプソディNo.4で農家の苫米地さんが
不耕起栽培の農家を訪ねるというのを見ました。

たまたまNHKの教育テレビで不耕起移植栽培の指導者の
岩澤信夫さんのシリーズをやっているのに気がついて
録画してみたら素晴らしかったです。

NHK知るを楽しむ 岩澤信夫〜生き物の豊かな田んぼ〜

岩澤さんは今年の吉川英治文化賞を受賞なさっています。
その理由は「不耕起移植栽培」の普及に尽力し、
環境問題に一石を投じるとともに、
日本の農業のあるべき姿を模索、というものです。

耕さない土地で農薬も化学肥料もやらずイネが野性の力で
丈夫になり冷夏でも穂に実が入り
農薬がないことによって生き物がたくさん増え
冬の間田んぼに水を張ることで冬鳥が飛来し餌を食べ糞をし
糸ミミズがいっぱい増えることによって有機物を分解し
5センチほどのトロトロの栄養分たっぷりの層ができ
雑草の発芽を抑え農家は手間も肥料代も節約できます。
生き物の豊かな田んぼはカエルが虫を食べてくれて
生き物のバランスがとれているので農薬代もいりません。

岩澤さんは試行錯誤しながら、この農法を指導し広めてきました。
佐渡の朱鷺を自然にかえすプロジェクトでは
朱鷺が食べてゆけるだけの豊かな餌があることが必要で
佐渡の農家の篤志たちがこの農法で
生き物の豊かな田んぼに取り組んでいます。
朱鷺がいる田んぼの安全な米というブランド米になれば
ちゃんと売れるから佐渡全体がそうなればいいのに
という農家の方のお話がありました。
メダカが泳ぎカエルが跳ねてトンボが飛び交い鷺が来る
そんな田に農家の人たちもとても嬉しそうなのです。
農家の幸せ、豊かさを実感しているのです。
テレビの画面を通じて伝わってきました。

日本中が不耕起移植栽培になれば
農薬や肥料のメーカーは大変でしょう。
でも遺伝子組み換え作物で大儲けしている
モンサント社など潰れてしまえと思います。
農業は工業ではないのです。
自然のサイクルの中で命を紡ぐ仕事で
日本中が安全で美味しいお米を作るようになり
給食も美味しいお米にすれば自給率もあがり
日本の国土も自然豊かに変わるでしょう。

ああ、夢みたい!

でも農家だけでなく大勢の人たちが今
この農法に注目して取り組んでいるのだそうです。
76歳の若々しい岩澤さんのお話を聞いていると
日本の農業に希望が湧いてきます。

2008年10月04日

六ヶ所工場の欠陥についての院内集会

六ヶ所再処理工場のこと生活クラブの組合員でも
全然知らない人いっぱい いらっしゃいます。

埼玉のホームページについて聞いたら
トップページに「六ヶ所がのっているのはよくない」
(東京は知りたい消費材がいっぱいのってるのに)
というご意見があったのを聞いて
コトの重大さが全然知られてないことに愕然とし
ガックリきました。

六ヶ所再処理工場とは無駄で危険な大プロジェクトで
原子力政策の為に毎年5400億もの税金をつぎ込み
20〜40兆とも言われている工場の建設費、運転費、解体費、
さらには放射性廃棄物の保管費を電気代に上乗せし
延々と350年ローンで払わされてゆくのです。
350年後はおそらくこんな危険な原発など存在していません。
なのに私たちの使う電気のために放射性廃棄物は残されます。

一番の問題はこの放射性廃棄物が環境に垂れ流しされ
取り返しのつかない恐ろしい環境汚染が広がることです。

この国がやろうとしていることのいい加減さが
なかなか国民に知らされていません。
本当のことを知ればとっくに原発は止まっているはずです。

この工場の肝であるガラス固化の実験が失敗して
原因も究明されないまま再開されたことに対して
10月2日(木)原子力保安院に直接対話できる院内集会が
参議院会館で催されました。

原子力安全・保安院への要望書

午後2時から参議院会館にて社民党の近藤正道議員のお世話により
保安院より三名の方がいらして院内集会が行われました。
この院内集会とは議員の紹介で議員会館の中で開かれ
国会議員が参加しやすくなっています。

今回の集まりは複数の環境団体などが
核のゴミのガラス固化体の失敗に対する
保安院の姿勢について問いただしているのであって
それはこの問題について国がどう考えているのか
ということなのです。
下記の図はガラス固化体を作る溶融炉の図です。
細くなった部分で詰まってしまったのです。

固化実験

原燃が出したデータをもとに美浜の会(サイトに報告あり)の方たちが
原因は白金属で固化技術の致命的な欠陥であると指摘し
原燃の原因は「付着物」のせいであるという説の
矛盾点を指摘し問いただしたところ
お役所独特の言質をとられないための言い回しで
前回失敗した日のデータだけ公表されてないことに対し
企業秘密の保守義務などと言い出し
「企業と国民をどちらの保安してるんだ」と突っ込まれ
結局付着物が何かとは解明されておらず
炉内の白金族は完全に除去されておらず
根本的な解決がされないまま実験が再開されたことと
失敗作のガラス固化体が次々出来ていることが
明らかになりました。

この問題を検討した国の調査会が再開を許可し
当日朝の東奥日報のまるで安全が確認されたかのような
下記の記事が出たことへのリークしたのではないか
という疑義が出されました。
ニュース

今回防災課のOさんがたくさん答弁しましたが
矛盾と詭弁に失笑と時々怒声が飛びました。
その後対応したお馴染みのKさんは
参加した人たちからも「Kさん心労で髪…以下略」
などと密かに心配される始末。

保安院

普通の知能と良心があれば、自分たちの答弁が
論理的に破綻しおかしいとわかるはずです。
若くて小柄なもう一人の方は一言も喋りませんでした。

青森出身の下田あつこ議員が最後にお話してくださいましたが
霞ヶ関は与党の団体ですからとKさんたちに少し同情的でした。
青森出身の下田議員はこの問題を25年やり続けています。
青森の貧しさが悲しいと言います。
今地下処分のnumoの宣伝がすごいこと。
原燃側の議員は選挙になると豊かな資金があること。
拉致議連に入ったとたん原燃から祝電が届いたこと。
電事連がどう政治と結託して利益を上げて
どう展開してきたのか。

この問題を科学的に議論して全国に知らせるのも必要だが
お金儲けという経済的な背景を知ることが大事。
お金によって負の遺産を残してしまうのは悲しい
とおっしゃいました。

生活クラブでは六ヶ所反対の国会請願の署名を集めています。
複数の議員さんに紹介議員をお願いしています。
下田議員にもお世話になります。
よろしくお願いします。

下田あつこ議員

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それに先立って経済産業省の前で反対アピール行動があり
パクちゃんのブログにアップされています。

院内集会のあとそこでご一緒した何人かで
議員会館の中でお茶を飲みました。
名古屋からお一人で参加なさった歯科医の方と
世界経済のシステムが破綻しつつある今
新しい別のシステムを構築しなければならない時期で
ここを誤ると人類の未来はないというお話を聞きました。

今私たちは竜宮城がいつまでも続くと感じていますが
大きな転換点に立っているのだと思います。


woo111 at 01:42|PermalinkComments(4)TrackBack(0)clip!