2010年09月

2010年09月17日

缶詰クッキング

原山公民館で缶詰講習会がありました。
画像をもらったのでアップします。

いわしの缶詰あけて針生姜
いわし


コンビーフでガーリックライス
ガーリックライス


しらたま丸めてあずきと白桃とおみかん
しらたま


美味しかったそうです。

いわしの缶詰に大根おろしをかけただけのも美味しいです。
ツナ缶とえのきだけ茶づけをご飯に混ぜて炊いたのも美味しい。
甘夏みかん缶のちょっとほろにがさのある爽やかさ。
さんま缶も美味しいし安いし。
コーンや大豆の缶詰もいいね。

woo111 at 22:40|Permalinkclip!消費材 

2010年09月03日

本とDVD・高岩監督の「戦争案内」

戦争案内―映画製作現場、アジアからの報告戦争案内―映画製作現場、アジアからの報告
著者:高岩 仁
技術と人間(2004-02)
おすすめ度:5.0
販売元:Amazon.co.jp
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※今回は映像文化協会発行のDVDと本の紹介です
  内容は同じと思われます
  amazonのカスタマーレビューお勧めです


いつも戦争の悲惨さを聞いていても
何か遠くの出来事のように感じてしまいます。
戦争ってどうして起きるのでしょう?
誰が戦争を必要としているのでしょう?

1894年 日清戦争
1904年 日露戦争
1914年 第一次世界大戦

この10年ごとの戦争で三井物産は飛躍的に
業績を伸ばしてゆきました。
明らかに戦争によって儲けたのです。
実は天皇家も戦争によって資産を増やしてゆきました。

明治維新によって日本も経済圏を広げるために
軍備を拡張し海外の領土を広げてゆくことを目指します。
貿易業を営んでいた伊藤博文は三井物産に譲り
政治に専念し三井と二人三脚で中国に進出します。

日清戦争前に山形有朋は軍備増強のための増税案を
何度出しても否決され反対派の議員を買収します。
その98万円(現在の100億以上)を出したのが天皇で
日清戦争後の賠償金3億5千万のうち2千万を受け取ります。

大正デモクラシーによって戦争がない時代が続きます。
そこで1925年普通選挙と抱き合わせで出来た治安維持法で
最初は過激派の取り締まりと思われましたが
あらゆる民主化の芽を摘み取られ
1930年代にクーデターが頻発し大正デモクラシーは
押しつぶされてゆきました。
このクーデターに巨額の資金を提供していたのが
徳川義親、石原廣一郎、藤田勇らで
尾張徳川家当主や石原産業社長、戦争ブローカーらです。

戦争はビジネスです。
軍備はビジネスを遂行するために必要でした。
三井物産が満州で世界的な大豆産地の大豆を
独占的に買い占めて、その油からマーガリンを作り
ヨーロッパに輸出し、油粕は国内で肥料として売って
大儲けしていました。
1920年代になると張作霖が大豆に手を出して
満州鉄道と並行して走る鉄道を計画しました。
そうなると日本の植民地経営には打撃です。
そうして張作霖は列車ごと爆破されてしまいました。

明治維新前は決して裕福ではなかった天皇家が
第二次世界大戦直後には世界一の富豪になっていました。
三井物産の他にも財閥系企業がアジアに進出しました。
たとえば戦後、四日市公害をおこした石原産業は
日本の軍隊が欧米諸国の軍隊を追い払ったあとに
アジアの各地に事業所を作り鉱山経営をしています。
そして抗日運動がおこると軍隊を使って
地元民を大量虐殺しているのです。

こういった事は教えられていません。
毎年八月になると戦争の悲惨さをクローズアップした
テレビ番組などは放送されますが
アジアで何をしたのかというのは
今につながる企業などがスポンサーになっている
今の日本のマスコミでは出てこないのでしょう。
フィリピンの歴史家のレナトさんによると
日本人は一度も自国の歴史を正しく理解してない。
アジアに対する侵略戦争の張本人を
すべて軍人や政治家としているけれど
基本的に軍人や政治家は金で操られたのであって
戦争を必要として計画し
金で軍人や政治家を操ってきたのは
財閥・資本家たちですよ

と語っています。

第二次世界大戦の日本敗戦後も
アジアでは別の形の戦争が始まっていました。
それこそ今ある日本企業がODAの元に
環境を破壊し地元民の生活を破壊し
アジアの犠牲の上に豊かになっていったのでした。

田中優さんの講演を聞いた時も
日本のODAの酷さを少しお話していましたが
あのスモーキーマウンテンの悲惨さが
日米の繁栄と引き換えに押しつけられたものだと気がついて
愕然としました。
本当のことを知ることは辛いことでもあります。

お金の流れを変えないといけないという
田中優さんの言葉を思い出しました。

とっても衝撃的な本でした。
たくさんの大切なところ、紹介しきれませんでした。

他の方のレビュー

戦争案内 - 佐世保便り



『戦争案内』の案内(1)
『戦争案内』の案内(2)

■戦争は誰が何のために起こすのか〜日本編〜1
■戦争は誰が何のために起こすのか〜日本編〜2
■戦争は誰が何のために起こすのか〜日本編〜3



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